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目 次 序 章■尾崎豊 |
序章 尾崎豊は殺された
正直いって、僕は尾崎豊の大ファンというわけでもなかった。それはあまりにも彼の歌がストレ−トすぎて、10代だった僕には気恥ずかしかったのかもしれない。気恥ずかしく感じたのは、多少はあい通じるところがあったのだろうと今では思う。
僕が彼のことを真剣に考えるようになったのは、彼の死を知ってからだ。彼は死んだ。いや、殺された。 最初は、マスコミがいうように彼が酒の飲みすぎで死んだ、そう思った。 でもそうじゃない、彼は殺された、と思うようになったのは、彼の父の話や最後のマネ−ジャ−の大楽氏の手記によって、いくつかのことを知ったのがきっかけだった。
尾崎は死ぬ直前、いったん病院から自宅に戻り、そこでのたうち回った後、突然こぶしを突き出し、足をけりあげ、まるで何かと闘っているように立ち回ったという。 そしてその目は、何かを捉えるように一点を見つめていたという。そして静かに横になった。 最初、僕は彼が空手をやっていたので、酒をグデングデンになるまで飲んで朦朧とした状態で立ち回りを演じたと思った。 ところが、彼の目に鈍器で殴られた跡があった。
だれかが警察に圧力をかけて真実を握りつぶしたのか。それとも警察が尾崎を殺したのか。 尾崎はなぜ殺されたのか。尾崎は最期まで何を訴え、何と闘おうとしたのか。 彼が残してくれたヒントを頼りに、僕は尾崎を殺した連中を捜し出そうと心に決めた。
尾崎が死んだとき、マスコミは
つまり、彼は学校など相手にしていなかった。その後ろにある、もっと強大な敵を10代の時に肌で感じていた。学校や先生なんて、そんな大きな力の代弁者にすぎないと知っていたのだ。実際、彼はアジアの難民のためにも歌っていた。彼の目は世界に向けられていた。 そして僕は、尾崎を殺した奴らを見つけた。
奴らの名前は――
では、なぜアメリカは尾崎を殺したのか。 それを明らかにしていきたい。 |
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