アレフ・レポートNo.4
ダイアナ暗殺事件の謎を解く
Oh please stay by us, Diana!

第4部 クラブ・オブ・ジ・アイルズとアメリカの戦い


1.ウィンザー家の没落

 ここで一つ考えなければならないことがある。この暗殺によって利益を得たのは、英国王室とクラブ・オヴ・ジ・アイルズだけではないということだ。むしろ、英国王室は逆に窮地に追い込まれつつあるともいえる。とすれば、英国王室は失敗したのだろうか。あるいは、もしかしたら、この事件は英国王室が仕組んだのではないのかもしれない。ダイアナを誰かが殺し、返す刀で英国王室を没落させようとしているのかもしれないのだ。

 実際のところ、ウィンザー家と、その財産に依存しているクラブ・オヴ・アイルズは没落を始めている。

 ウィンザー家が筆頭格を勤めるクラブ・オヴ・ジ・アイルズ(島々のクラブ)。クラブは、全世界の莫大な金融財産、原材料、埋蔵天然資源、エネルギー、土地保有、その他多くのものをコントロールしている機関である。英国王室は巨大な帝国構造の頂点にあるが、その構造には見える部分と見えない部分、特に英国連邦を通して維持されているものがある。しかし、いまやその連邦は崩壊と分裂の最終段階に入っているのである。

 実際、こんなことがあった。女王陛下とその手先は、8月24日〜27日、スコットランドのエディンバラで開かれた連邦首脳会議のための準備をしていた。連邦首脳会議が開かれた最初のころは、女王は形式的な演説をするものとなっていた。この帝国機構は、5月1日、注意深い陰謀によって、トニー・ブレアを首相として選出したことで強化された。不器用なジョン・メージャー政権にとって代わったブレア政権は、公私の発言で、最優先戦略事項として連邦を強化する意図を明白に述べた。ブレアは、首相になる以前は反王室の代表であったが、1994年、女王の秘密評議会に任命されている。


2.クラブ・オヴ・ジ・アイルズとアメリカ

 英国権力の枢要たる女王秘密評議会は、全世界的戦争を指揮している。これは、宣戦布告されたものも、秘密裏の戦いも含まれるが、その最も重要なものは、最大の敵、アメリカに対するものだ。それを実現する最大の手段が英連邦なのだ。ブレアが頭角を現わしたのは、アメリカとの戦いが本格的なものとなり、英仏和親協商の強化その他の同盟や作戦をとおして、欧州大陸に親英的な勢力を打ち立てていることを示している。

 私たちが考慮に入れておかねばならない大きな事実は、現在、クラブ・オヴ・ジ・アイルズアメリカとの間に熾烈な戦いが繰り広げられているという事実である。これも彼女の死の背景を形作っている事実である。クラブ・オヴ・ジ・アイルズが唯一この世界で恐れている国がアメリカだ。

 その恐れは、クリントン大統領が危機に直面した場合、新しい政策決定のために元アメリカ大統領候補リンドン・ラルーシュをあてにしていることから生じている。そしてラルーシュこそ、イギリス組織の息の根を断固として止めようとしている政治家なのである。

 ラルーシュ関係者は一丸となって、中央アフリカの大量殺戮に関してウィンザー家の「見えざる手」が関与しているという事実を告発しているのだ。


3.アメリカ・メディアと英国の戦い

 アメリカ陣営は、メディアにおいてもクラブ・オヴ・ジ・アイルズとウィンザー家を追いつめようとしている。事故後、ほとんど証拠も何もない段階ですぐに「パパラッチが原因」という報道を流したのが、ルパート・マードックの系列にあるメディアだというのは非常に興味深い事実だ。

 さらに、彼らアメリカ系のメディアは、英国王室を激しく批判し、ウィンザー家没落を強調する内容を報道し続けている。

 たとえば、マードックの『ニューヨーク・ポスト』9月2日号と、文鮮明の『ワシントン・タイムス』9月3日号は、ウィンザー家を激しく非難している。文鮮明の『タイムス』のマーティン・シーフは、ダイアナの死が「ウィンザー家と英国王室の死の宣告であるうことを証明しうる」と推測している。

 マードックの発行するニューヨークのタブロイド版新聞で、アンドレア・ペイサーがウィンザー家に悪意ある攻撃を仕掛けているが、これはオーストラリアのメディア王が長年にわたって、英国王室からウィンザー家を除去したい、あるいは王室そのものをなくしたいと思ってきたことと関わりがある。彼女はこう書いている。

 また、こんな報道もあった。ダイアナ暗殺事件当日、王室評論家アンソニー・ホールデンは、アメリカのテレビ中継の中で、バッキンガム宮殿の前からこう述べた。  この発言で締めくくったとき、周囲から拍手と歓声が起こったという。つまり、英国王室はプリンセス・ダイアナの死を悼んでいないという印象を与える番組であった。

 ところがである。この報道は意図的なものだ。王室において、王がいる場所にしか旗を掲げない。そのときスコットランドに女王一家が滞在していたので、旗そのものもなくて当然だったのだ。しかし、王家はこれでポイントを落とした。さらに、女王から何のコメントもないという批判が高まり、やむなく例外的に女王があわてて弔意を述べるというハプニングにまで発展している。

 ダイアナ暗殺事件は、英国王室と諜報機関が仕掛けた陰謀であって、その攻撃の矢が思わず自分たち自身に舞い戻ってきたのか。それともアメリカのエスタブリッシュメントたちが英国王室とダイアナの双方を排除するために仕組んだ陰謀なのか。

 ダイアナは対人地雷撤廃キャンペーンを熱心に行なっていた。アメリカは世界有数の対人地雷輸出国である。アメリカ軍産複合体にも、ダイアナ排除の十分な動機がある。だが、それをいうなら、イギリスは世界最大の対人地雷輸出国なのだ。


 ダイアナ殺しがアメリカ=WASP(白人・アングロ・サクソン・プロテスタント=東部エスタブリッシュメント)によるものか、それともイギリス(クラブ・オヴ・ジ・アイルズの黒い貴族たちとロスチャイルド)によるものか、それは断定できないとしても、ダイアナが死んだのは事故ではなく、何者かの手によって暗殺されたことはほぼ間違いない事実といえよう。その背後には、統一世界政府(新世界秩序=New World Order)を狙う巨大勢力の内部闘争が存在していることも、また間違いないことなのだ。

 さらにいえば、我々日本人と世界の一般市民にとって、英米のどちらが勝利しようとも、支配者が変わるだけであって、やはり統一世界政府に隷属させられようとしているという事実には変わりがないというのも、確かなことなのである。


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