渡る世間はサツばかり

第23話 現在

現在、私はOさんと全く連絡をとっていない。

あれからすぐに、Oさんには黙って引越しした。電話番号も当然変った。携帯電話は使用していない。職場も変った。Oさんからは全く連絡が取れないようにしたのだ。

Oさんから、全く借金の返済がなされていないのに、こんな事をするなんて、馬鹿としか思えないだろう。しかしこんな事をしても無駄な努力に過ぎないのだ。JC★Aの力を持ってすれば、私がどこにいるかなんてすぐに分かることだろうし、判ったところで、返済してくれるとは思えない。今の私にとって、そういう事はどうでもいいことになってしまったのだ。

ようやく社会復帰したものの、警察公安の捜査に阻まれ、ものすごく怨んだ。今でも怨んでいないと言えば嘘になる。

しかし私は分かったのだ。こんな事は取るに足りないことだと言うことを。

 

所詮、人間が作った法と言うものは、今のこの社会でしか通用しない。300年前の江戸時代の法が、現在通用するかと言ったら通用しない。法はいつでも、その時代の権力者に都合の良いように作られる性質があるし、また、現在も法は(どこかの誰かにとって都合の良いように)どんどん改正される。その様に人間の作る法なんて、どこかに不公平な部分があり、無常なものだ。

しかし、それに対して完璧な法がある。

それは太古の昔から変ることの無い法則。真理の法則

 

Oさんや彼等がなしたことは真理の法則の中のカルマの法則によって、彼ら自身に返ってくるだろう。そして、私がなしたことはカルマの法則によって、私自身に返ってくる。

Oさんには、もうカルマが返りつつある。その事が分かった時、これ以上咎められないと思った。神の力にお任せする以外にないと思った。私が警察や公安の捜査で苦しんだもの、借金で苦しんだのも、カルマによるもの。これに逆らうなんてもってのほかだと思った。かといって、決して許したわけではない。しかし、私が手を下さなくても、神が手を下すのである。

 

この社会で生きていくには、この社会の人間が作った法に従わなければならない。その枠の中で生きていかなければならない。しかしその法は、真理の法則と比べると、なんと他愛も無いことか。もし、人間が作った法が真理の法則に背くものならば、私は破る。人から受ける罰よりも神からの罰の方が、ものすごく恐ろしい。

私は、人間の認知を越えた神の世界の法を、人間が理解することは到底不可能な事だと思っている。だから、神にとっては当然の事でも、人間にとって異常な事があるだろう。人間界にとって外れた行動であっても、神の世界から見れば正当な行動だってあるだろう。

人間が理解可能な範囲内の法は、おそらく低いレベルのものではないだろうか。とても高い世界の法則は、おそらく人間には全く理解できない。理解できたところで、その法則にそった行動は、他の人間から見れば、奇怪な行動にしか写らないだろう。人間の作った法に触れる事だってあるだろう。逆に犯罪に当たることでも、神の目から見ると正しい事だってあるだろう。

私はもっと教学したい。もっと高い世界の事を学びたいのだ。

こんな事を言うと、まだマインドコントロールが解けていないんじゃないかと言う人がいるだろう。そうかもしれない。しかし、私は言いたい。世間一般の人はコントロールされていないと言いきれるのかと。マスコミなどに力によって、コントロールされている部分があるのではないのかと。

私は元○○○真理教信者である。事件とはなんの関わり合いも無い。しかし、元○○○真理教信者であるということが、周囲の方々にばれたら、ものすごい差別を受けるだろう。村八分になるだろう。教団の事件の大きさから言って、それは仕方が無いと言えばそうかもしれない。しかし、マスコミなどを使った一般の方々に対する○○○真理教への洗脳が、その背景にあると思ってしまうのは、私の勝手な被害妄想だろうか?

そこから派生した、「こんな汚れた世界よりも、高い世界に行きたい。」という気持ちは、あまりにも「夢見る少女趣味」だろうか?

差別を受けてみろと言いたい。弾圧されてみろと言いたい。

どんなに差別されても、弾圧されても、人の心の奥底までは、とどかない。そこには不可侵の自由があると思う。私はその世界で生きていこうと思ったのだ。

 

今日もいつもと同じ様に一日が過ぎていく。たくさんの人を乗せた満員電車が私を日常へと運んでいく。

『この満員電車に持っている人々の中で、一体何人が天界に行くのでしょう?人をけなしたり、罵倒したり、嫌悪してみたり…皆さんこれからどこに行くのでしょう?その行動の一つ一つが、知らず知らずのうちに自分の未来を決定しているのに…』

そういう事を考えながら電車に乗っている自分に気がついて、結果的にはすべて良い出来事だったと思えるようになってきた。

私の身に起こった出来事は、私の心をもう一度修行に向かわせる結果となった。今となってはあの頃にであった人々…Oさんをはじめ、公安警察JC★Aの皆さんにとても感謝しています。

本当にありがとうございます。

私との縁によって、グルとの縁によって、皆さんが少しでも早く真理に気付き、真理の流れに入るよう願ってやみません。

現在、私は教団に戻っていない。信徒でも何でもない。相変わらずこの現世で、一人あくせく働いて暮らしている。私にとって、教団に所属しようとしまいと、どうでも良いことなのだ。逆に、脱会したからこそ、教団内では経験できない激しい修行(経験)が出来たのだと思っている。これもすべて神のお導きでしょう。私はグルの弟子であることに強い誇りを持ち、これからを生きていきたいと思っています。

本当に皆さん、ありがとうございました…

 

通勤電車から、東京湾に大きな夕日が沈んでいくのが見える。同じ太陽でも、明日はまた、違った光を私に届けてくれるだろう。



<感謝!>

ハズダズガゴ

あぁ〜やっと終わりました。

文章らしきものを書いたことの無い私に出来るのかしら…と思いながら始めたことでしたが、ようやく終わりました。

今、読み返してみると、色々言葉足らずのところがあってご理解いただけたかどうか…と心配になることばかりですね。もっと詳しく書いても良かったんじゃないかと…

これから徐々に文章を直して、より完全なものに仕上げていきたいと思っています。ですから時々、増補、改訂はあるでしょう。

最後に

この作品を書くにあたり、ご尽力いただいた皆様、ありがとうございました。

この幼稚な作品を読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

皆さんの未来がより一層、光あるものになりますように…


もどるほーむぺーじ/99/03/10